金沢の技術の粋ZOSOマークの金箔(24K)を施したエコバッグ



 金箔技術が日本に入ったのは、はっきりは分かっていませんが仏教文化が中国から入った時ではないかと言われています。

 金箔といえば、豊臣秀吉を思い浮かべる方も多いでしょう。この頃にはたくさんの技術者がいたのでしょうね。

 江戸時代になると贅沢品として金箔は幕府によって禁止されますが、加賀藩のお殿様は伝統工芸の発展を重視し、ひそかに金箔技術を守ったそうです。

 江戸時代末期の世の中は町民文化が爛熟しているのを尻目に、加賀藩では蘭学を研究し、建築・測量・時法・天体観測・思想等、優れた技術・文化を開花させた技術者・科学者たちがいました。
 そして学問とともに九谷焼や輪島塗、山中塗、加賀蒔絵等が発展していきました。

 金沢で生産された金箔は「金沢箔」と言われ、他の追随を許しません。いまだに広く深く進化しています。
このエコバッグのような布地に金箔を施すのも世界初の技術だそうです。


 これまで金沢といえば、蟹しか思い浮かばなかった私は、歴史の流れとともに、この地に素晴らしい文化と技術が培われていた事を認識いたしました。

 画像のエコバッグは試作品です。
 完成品はジミーちゃんがお持ちになっておられます。
 このバッグを手にされた時は、とてもお歓びになり、通訳士を介して石川・金沢の事をしきりに聞かれていたという事です。純金箔の加工品であることにとても感銘を受けていたそうです。


 バッグのZOSOマークは商標の問題があり、商品化することができません。
 作者はあくまでもジミーちゃんにお渡しする事が目的だったので、試作品を封印する予定でしたが、ひょんな事から私が一ファンとしてお預かりすることとなりました。
 大切に保管したいと思います。

情報を下さいましたzoso_ledzep4_yyさん、ありがとうございました。

(2013年8月)


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