英香(Hideka)さんのお宝紹介

 

    ≪ZEP本(サイトで既出しているものは外してます)

LED ZEPPELIN 「IN THE LIGHT」 Howard Mylett and Richard Bunton
新興楽譜出版社 1982年6月20日初版発行  1500円
ISBN4-401-62032-1 C0073

1968〜1980年までのメンバーの姿を写真と文章で構成。
メンバー個々の言葉、新聞・雑誌からの抜粋も多く、特にPre-Zep時代の写真は
必見!
不滅のツェッペリン神話の集大成「LED ZEPPELIN」ネブワース完全取材
音楽専科社 1979年9月30日発行  980円

ジミーちゃん独占会見、日本公演完全再現、1970〜77年までの
英NME紙インタビュー、英メロディー・メイカー紙からのスクラップなど
コンテンツてんこもり。

「LED ZEPPELIN   A Visual Documentary by Paul Kendall
シンコー・ミュージック 1983年3月30日初版発行  1500円
ISBN4-401-62043-7 C0073


メンバーの生い立ちから解散後の様子まで写真が語るZEPドキュメンタリー。
貴重な写真も数多く掲載。ヴィジュアルのみならず、年代ごとの記録も詳細。

「VIVA ROCK」 レッド・ツェッペリン・ヨーロッパ・ライヴ!
音楽専科社 1980年9月25日発行  780円

1980年6月〜7月のヨーロッパ・ツァーにおけるライブ・ショット。
くわえ煙草に白いスーツ・スカーフ・グラサン姿のジミーちゃんがカッコいい。

 

 

≪74年〜78年に発行された雑誌≫

ML74年6月号
ジミー・ペイジ直撃インタビュー
「ツェッペリンに命をかける ジミーとギターの愛情物語」
ロバート・プラント独占インタビュー
「大地を愛する大いなる男 昨日・今日そして・・・」
ロッキンf 78年1月号
ジミー・ペイジ徹底研究
奏法分析、使用アタッチメントなどを解説
インタビュー(MM紙より独占)
「ボクが今やっているのはジャンゴ・ラインハルトとレス・ポールと
ジミ・ヘンドリックスをひとつにしたようなサウンド創りさ!」

音楽専科77年8月号
ZEPPELIN全米公演
ジミー・ペイジ インタビュー(NME紙より独占)
「何故ゼップは超高級ホテルをぶっこわすのか」 
Player78年5月号
LedZeppelin
その驚異のステージングの秘密を探る
ML74年4月号
ツェッペリン最新レポート
待望の新作「フィジカル・グラフィティ」から全米ツァーの模様まで
渋谷陽一&いまいずみひろし

  

≪映画のパンフ・ポスター・チケット≫ 

*パンフレットの解説

ついに待望のときがきた。史上最大のロック・グループ、レッド・ツェッペリンがスクリーンに登場する。
 この映画は、3年以上もの日数をかけて製作されていたもので、レッド・ツェッペリンの映画デビュー作である。
監督はピーター・クリフトンとジョー・マソットの2人、製作はスワン・ソング・インコーポレーティッド。
 主演はレッド・ツェッペリンの4人のメンバー(ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン“ボンゾ”ボーナム)。
何百万人ものファンの長年の熱望にこたえて特に自分達のファンの長年の熱望にこたえて特に自分たちのアイディアと企画で実現させたもので、レッドツェッペリンの独特な世界があますところなく描きだされている。
 映画は、あのマジソン・スクエア・ガーデンにおける熱狂的なコンサートを中心に、その中に彼らの独自の世界を作り出しているが、その案内役をつとめるのはもちろん彼らの音楽である。同時に、映画と音楽を通じて、彼らの考え、夢、感情といった内面生活をも浮かびあがらせている。これは彼らのありのままの姿を捉えたものであり、ここにはじめてレッド・ツェッペリンをかぶりつきで堪能できる待望の映画がやってきたのである。
 レッド・ツェッペリンは1968年の暮に登場した。ジミー・ペイジがヤードバーズの解散後、セッションの仕事に戻るより自分自身のグループを作ろうと決心して結成したのだった。
 ベース奏者のジョン・ポール・ジョーンズが参加した後、ペイジはロバート・プラントに会い、プラントはグループの3人目のメンバーになった。プラントがいたグループ、バンド・オブ・ジョーイのドラマーだったジョン・ボーナムが最後に加わった。
 元ヤード・バーズのマネージャー、ピーター・グラントのマネージングで、新しいグループはニュー・ヤードバーズとして北欧諸国に2週間の演奏旅行を行なった。
そしてイギリスに戻ると、レコーディングの前にたった3日間リハーサルをやっただけでファースト・アルバムを完成させた。
 この新しいレコードと、レッド・ツェッペリンという新しい名前とともに、彼らはたちまち大成功を収めた。
 レッド・ツェッペリンは、初期の演奏活動をアメリカに集中しておこない、嵐のような大喝采を浴びた。のちに、演奏のためイギリスに戻ったとき、同様の大歓迎を受ける事となった。
 1975年8月、ロバート・プラントがギリシャのロドス島で自動車事故に遭遇した。彼が回復するまで、レッド・ツェッペリンは1年以上も演奏旅行を中断せざるをえなかった。しかし、プラントが全快するやただちにスタジオに駆けつけ、夏のカリフォルニア滞在期間中に作った「プレゼンス」をレコーディングした。このアルバムはプラチナを達成、またたく間に全レコードのチャートのbPにおどりあがるという最大のヒットとなったのである。
 この映画は、レッド・ツェッペリンの最初の長編映画であり、そのサウンド・トラック・アルバムも現在パイオニアから発売され大ヒットを飛ばしている。
ジミー・ペイジは言う。「われわれの音楽はテクノロジー時代のフォーク・ソングだ」まさにそのとおりで、レッドツェッペリンの音楽は、無数の若いミュージシャンたちに限りない感銘と影響を与え、音楽界に独自のスタイルとトーンを確立したのである。

 

 

≪切り抜き等≫

ML74年8月号

「スワンソングレーベル発足パーティーにて」

*噂されていたツェッペリンのニュー・レーベル「スワン・ソング」が
活動を開始。NYとロスで豪華なレーベル発表パーティーを開催した。
スワン・ソング第一弾LPはバッド・カンパニー。

 

ML74年8月号

「スワンソングレーベル発足パーティーにて」

笑顔の王子

ML74年8月号

「スワンソングレーベル発足パーティーにて」

*彼等が尊敬するロイ・ハーパーのLPにはジミー、ロバート等の名前が
クレジットされている。
お祝いにかけつけたビル・ワイマン夫妻と談笑するジミー。
見事なホスト役を務めていた。

ML74年8月号

「スワンソングレーベル発足パーティーにて」

*スワン・ソングと契約を交わしたマギー・ベルも出席。
ロバートと音楽論に花が咲く。

ML74年度No.1ギタリストの楯を手にするジミーちゃん♪

*6月14日、オックスフォード・ストリートのスワン・ソング事務所に現れた
ジミーは愛用の皮ジャンとジーンズという地味ないでたち。
風邪気味の様子だったが、No.1ギタリストの楯に大変喜んで
何度も「サンキュー」を連発していた。

 

雑誌「ROCKS」78年3月号掲載の記事

「必殺ロック界マル秘報告」

賢者の石を求めて

電話ボックスの中で行く宛てのない私は、受話器を持ったまま時たま通る車のライトをぼんやり見つめる。そして考える。
−衝撃的だったけれど、ああするしかなかったんだ。私はグルーピーづらをしてロジャー(QUEENのロジャー・テイラー
と「夜のデート」を楽しむ勇気なんぞない。勇気というよりは、妙な理性と正義感と燃えていたみたいでもあったゾ。
ウン、これで良いのじゃ。しかしどこへ行こう。正子はダメ、マチも迷惑だろうし、ステアは無理でしょうねェ、みゆき、オッ、これこれ、もうこれしかないのデス。
 みゆきは、ギタリストのクリス・スペディング(去年6月、ブライアン・フェリーと共に来日)のカミさんの座におさまっている日本の女の子チャンで、メリサと同じくらいの大親友であります。
「ハロー?みゆきいますか?」
「みゆき?・・・ノーいないヨ。」
「いないって、外出ですか?」
「とっくにウチを出て行った。」
「出て行った・・・そんな、あのー、あなたはクリスさんですか?」
「そうだョ。」
「みゆきと別れたのですか?」
「俺は別れるつもりなんかない。いつのまにかいなくなったンだ。」
い、いつのまにか、だなんて無責任な。あ〜どうしてこう、ツイてないのだ、ワレは。チキショー。しかし、心優しいクリスさんは「一晩ぐらいなら構わないヨ。来たければ来なさい。」と言ってくれる。ウーン、どうすべェか。男やもめはハイドパークの野宿より危険かもねンねン。
「あのー、クリスさん、今おひとりでしょうか?」
「アンソニーっていう、変な野郎と一緒だ。女はいないヨ。」
ワッ!男二人。押さえこまれたら終わりだもンネ。そんなとこ、やっぱり行かんよ。ヤメ。
「アンソニーが日本の女ならぜひ会いたいと言っているから、すぐ来いヨ。」
ウソー、会いたいンじゃない。やりたいのでしょ?やーだヨ。
「明日ジミーの所でパーティがあるンだって。で、そのパーティーで日本の女の子を1人連れて来るようにジミーから頼まれてるンだって。協力してやれヨ。」
ナニ!ジミーって、ジミー・ペイジさんかいナ。アメリカじゃなかったの?彼は・・・・。いつ帰って来たのだろう。でも、ジミーさんの主催するパーティーってさア、大きなパイプでマリファナをガバガバ吸って、ケーキなんかはナイフで削ったハッシッシまぶして食べて、変なまっかっかな血みたいなお酒を飲まされて、果ては乱行の限りを尽くすんでしょう?
「ハロー、アッコ。地獄の皇帝、ルシファー・サムに命を預けたジミーの義兄弟、アンソニーだ。今夜、北の空が赤く染まるのを見た。俺のテレキネシスが君を捕らえたんだ。もう逃げられない。君のESP、テレパシーは確実に反応して俺の波長を受け止めた。だから君はここに電話をした。今からむかえに行く。その場で、俺の名を呼び続けろ。」
 電話は切れた。なんじゃ、あの男は。「エクソシスト」の見すぎじゃないだろうか(当時ロンドンでは3軒以上もの映画館で「エクソシスト」が絶賛上映中だった)。しわがれ声の男。アンソニーの言葉が、うす気味悪く耳の奥に残っている。オカルト現象についてはよくわからないけど、心霊科学には興味があるし、タロット・カードはよくやる。カードで占った事が、実際に起こった事もある。でもESP(超能力)はむずかしくてわからん。アンソニーは名前を呼べとか言ってたけど、そんな事で私のいる所がわかるンだろうか。まァ、クリスさんにはマーブル・アーチの電話ボックスだって言ったけれど・・・。よし、テレパシーを信じてやってみよう。−私は目を閉じると心の中で、アンソニー、アンソニーと呼び始めた。けれど、5分もそんな事を続けると汗が出てきてすごく疲れる。一点に神経を集中させるとめまいでたおれそうになる。
人通りの少ないオックスフォード・ストリートをしばらくながめては、また目を閉じて、アンソニーの名を呼び続けた。
 何度、そんな事をくり返しただろう。疲れと眠気でその場にすわり込んだ時、サッと誰かがあらわれた。
電話ボックスの中から見上げると、ひどく見覚えのある姿だった。ドアがあけられ、大きな手がすわっている私の肩をつかんだ。
「あッ、あなたは・・・ロバート!」
私はしっかりその場に立つと息をのんだ。
「ハーイ、エスパーベイビーちゃん。」
ブロンド・ヘアーが風に流れる。白鳥が金糸で雄々しく刺しゅうされた黒のTシャツ姿の彼が、目に飛び込んで来る。
「おしえて!さっきの電話のアンソニーはあなただったの?」
「いかにも。」
「声が違う。」
「世界的ヴォーカリストの僕は、どんな声でも出るンだ。」
ホントかねェー。彼は車の方へ私を連れて行く。変なめぐり合わせがあったもんだ。オーッ神よ、これじゃーギリシアへ行くどころか、明日の我が身はどこへやらだ。
「ジミーが眠ってるから、静かに。」
と、ロバートが言う。車の中をのぞくと、わァ〜〜〜〜っ、たまんなく麗しいお方の寝顔ですーっ、ぞくーっ!白雪の美少年とは、まさにこういう人の事を言うのでありましょう。うっとり・・・・・、やっ、しかし、ロバートの運転する車に乗ってから気付いたけれど、私はどこへ連れて行かれるのでしょう、ナンテもう遅い、アホめ!
「明日はパーティーじゃないんだ。例のミサでね・・・君のよく知ってる連中も多勢来ると思うヨ。」
「グルーピーも?」
「もちろん大切なゲストだヨ。君のことはジミーにきかないとわからないけど、日本の女の子が1人必要だって言ってたから、いいんじゃない。」
「日本の女の子なら他にだっていっぱいいるのに、わァーっ、どうして私が・・・・」
「たまたま君に、出っ食わしたんだ。特に選んだ訳じゃない。うぬぼれるナ!」
めげーっ。
「ロバートは出席するの?」
「しないョ。俺はそんなものに凝ってないからね。」
「じゃー、何故ジミーと義兄弟なの?」
「俺妹をやったからサ!」
「わっ、スゴ!!」
2人の大声で、後ろのシートのジミーさんがついにお目覚めのよう。
「ロバート・アンソニーさん、私降りる、お願い。」
「大丈夫。かみつきゃしないョ。」
「ねェ、ねェ、グラハム・ボンドだって黒魔術で死んだじゃない(74年5月死亡)。あれは間違えると、大変なことになるんでしょう?ジミーだって、いつどうなっちゃうかわからないヨ。親友として忠告しないの?」
「グラハム・ボンドはアル中さ。地下鉄の駅から足を踏みはずして死んだんだよー。」
ジミーが今にも消えそうなかすれ声で言う。ふり向くと、髪の毛の間からニーっと笑った顔が少しだけ見える。スピーク・イージーで、はじめてジミーに会った時の瞬間が甦る。
「明日の儀式に参加したかったら、このネーム・カードの男と連絡を取ってから来なさい。」
そう言ってジミーは、小さな名刺を私の後ろから差し出す。
「ヤング・レディー・・・、今夜はもう遅い。私のヘキサグラム(六芒星型)の灯火が、君の行く手を照らしている。私は錬金術師、私に与えられたESPは賢者の石を探索させる。明日の予言は15のカードで行なう。」
とかなんとか、ジミーがブツブツわけのわからない事を言い出すと、ロバートは急に真剣な表情になり、いままでとは違った態度でまるで別人のよう。
「エクトプラズムはデビルに預けた!」
とジミーが最後に言い切ると、ロバートは車を止め、私に降りるように言う。私は何が何だかサッパリわからないし、だんだんコワくもなって来たので、さっさと降りる。すると車は、ドアをしめ終わらないうちにもう走り出していた。
 降りた所はハイストリート・ケンジントン、何と正子の住んでいる教会の目の前だった。電話はノーアンサーだったけれど、「たたけよ、さらば戸はひらかれん」の言葉に従い、教会に走り寄ると、表玄関の厚い扉をたたく。私の背後から、また黒ミサの呪法が聴こえてくる。悪魔よけはペンタクルスの中に入ること、私は教会の扉をたたき続けることをやめてはならない。

 

≪友人・その他の方からもらった写真≫

 

 

 

 

資料の提供ありがとうございました。ゆう

 

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